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2020年、福重小学校・国語科研究発表会(概要報告)

(写真1) 体育館での全体会・(スライドを使って)基調提案
(写真2) 大村市教育長・開会挨拶
(写真4) 研究紀要表紙(縮小版、実物はA4サイズ)
 
(写真5) 2年2組公開授業 
 
 (写真6) 3年1組公開授業 
 
 (写真7)  5年2組公開授業(グループで討論中)
 
 (写真8) 廊下から授業見学の先生方  

2020年、福重小学校・国語科研究発表会(概要報告) 
日時:2020年11月12日 全体会(13:30〜14:05) 、・公開授業(14:15〜15:00) 、・授業研究分科会(15:15〜16:30)
場所:福重小学校・体育館や各教室
参加:
来校された先生方は約40名
 注:約3時間にわたって開催された研究発表会、しかも専門的で中身の濃い内容だったので、それを記録するのは撮影者の能力では、とてもできるものではなく、このページは全体の流れだけを書いている。その点は、ご了承願いたい。発言者の氏名なども省略している。また、新型コロナ対策も実施されての発表会だった。

研究主題:
 『自分の思いや考えを伝え合い 高め合う児童の育成』 〜交流活動を生かした授業づくり〜


福重小学校 学校教育目標
 素直に表現する子
 豊かにかかわりあう子
 最後までかわりあう子


<日程>
全体会---体育館にて
 ・開会挨拶---大村市教育長
 ・基調提案---研究主任
 ・校長挨拶---福重小学校長

公開授業---各教室にて
 ・2年2組---単元名「ビーバーの大工事」
 ・3年1組---  〃 「もうどう犬の訓練」
 ・5年2組---  〃 「和の文化をうけつぐ〜和菓子を探る」

授業研究分科会---各教室にて開催
 ・低学年、 ・中学年、 ・高学年

<参加者全員に配布された研究紀要(写真4参照)にある「はじめに」が、今回の研究発表会の趣旨、福重小学校や福重地区などの状況が簡潔で分かりやすいので、その全文を下記点線内に掲載している>(注:改行など、ホームページ上、見やすくするために一部変えて表記している)
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はじめに
 大村はよく「歴史のある町」と言われます。その中でも福重は「最も古い歴史をもつ地域」であり、さらに「大村の中心として栄えた土地」でもあります。学校教育に関して本校は、50年ほど前から国語科の研究に取り組みだし、児童の問いを高める研究や主体的な学びを育てる国語科の研究に実践を重ね、市内の国語科研究の中心的な役割を果たしてきました。

これまでの地域の歴史と学校の実践は様々な場で高い評価を受けるとともに、地域の力と学校の力がスパイラル的に生かされ、生涯に渡って学び、「福重」を愛し、「福重」を担う児童の質を高めてきたといえます。しかし、古い歴史があるだけでは今の情報化社会、グローバル化社会を生き抜く児童の育成には不十分だとも感じています。先人が築き積み上げてきた歴史を大切にしながら、日々変化していく社会でたくましく生き抜く児童を育成していくことが今求められ・10年後を見通した教育活動に打ち込んでいかなければなりません。

 本校は校区を国道34号線が貫き、多くの人や車が行き交い賑やかさはありますが、初めての来校者のほとんどが福重小学校の位置さえ定かでないと耳にします。校長室に、福重地区のまちおこしの各団体が協力して作成した「福重ガイドマップ」がありますが、その中に「素通りの町からストーリーの町へ」というキャッチフレーズが記され、地域の方々の思いとして人が立ち寄り、集まり、地域の物語が作られていくことを願っていることが込められてもいます。

 さて、大村市教育委員会により平成30年度から令和2年度までの3年間の研究指定を受け、全職員で国語科の研究に取り組んできました。まず、児童の実態を洗い出し、「説明文を確に読み取ることが不十分であること」「条件作文に苦手感があること」「なかなか自分の考えを表現できないこと」という課題を明らかにして、研究の方向と目指すところを設定しした。

 研究主題を「自分の思いや考えを伝え合い、高め合う児童の育成」、副主題を「交流動を生かした授業づくり」として国語科の授業改善と教師の指導力の向上を目指し、「学力上」とともに、「自分を見つめ、相手を認め、自分も相手も大切にする子供を育てる」こと目標に掲げています。

 研究の柱を「言語活動」と「交流活動」として、個による学びに加え、友達とともに考え学ぶことで新たな発見や豊かな表現を獲得し授業と指導の両方の質をめながら、「主体的、対話的で深い学び」を行う児童の姿が見えていくものだと確信し実践続けてきました。この児童と教師とが作り上げる学びの継続という大きな流れの中で、児童の成長と教師の実践のストーリーを作っているところです。

 本日公開する内容はささやかではありますが、これまでの全職員の共通理解と共同研究を本にして、こつこつと積み重ねてきた実践の一端です。一人一人の一歩は小さなものですが、全ての教師たちによる大きな一歩として今日に至りました。

 最後に、本校の研究における日々の授業の充実と児童のよりよい成長に向けた研究推進に指導、ご支援を賜りました大村市教育委員会並びに関係の皆様に心から感謝申し上げ、はじめのご挨拶といたします。

令和2年11月12日
大村市立福重小学校長 浦山 精一
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(上野の感想など)
  上記通り、発表会があり、その内容は全体会、2・3・5年生の公開授業や分科会などでした。各教室での公開授業時、児童は大勢の見学者が見ている中でも、ハキハキしたあいさつ含めて、元気良く手をあげての意見や、先生への返答などを進めていました。また、小グループ(少人数別)に分かれての討論などでも動きが、いつも以上にキビキビしていました。

 私なりの印象・感想として、各項目やテーマで、「なぜなのか?」みたいな指摘・意見・返答もありました。この「なぜ?」というのは、今回の発表会主題である「自分の思いや考えを伝え合い 高め合う (中略) 交流活動を生かした授業づくり」の原点(出発点)のような気がしました。児童の発言を聞きながら、そのことや勉強することの意義を改めて教えてもらえたような気分になりました。

 最後になりましたが、福重小学校の先生はじめPTAの方々も、受付や各準備作業その他で、ご奮闘されていました。今回の国語科教育研究発表会に参加された全員の皆様、大変お疲れ様でした。

 (写真9) (評価の一例) 青色=成果、ピンク色=課題・改善点 (写真10) 低学年の分科会
(写真11) 中学年の分科会 (写真12) 高学年の分科会

関係ページ:「2015年10月29日、国語科研究発表会」 


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