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(2021年度)福重小学校・郷土史クラブ(立福寺の龍踊りのビデオと講話)
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郷土史クラブで「立福寺の龍踊り」のビデをを見ている  (奥側:上野が)「立福寺の龍踊り」の講話中
(2018年10月14日開催の)「第100回記念 福重地区敬老会」に出演した時の「立福寺の龍踊り

福重小学校・郷土史クラブ(立福寺の龍踊りのビデオと講話)
日時:2021年7月6日14時35分〜15時20分
場所:福重小学校・白馬様 〜 6年生の教室
出席:全体10名(児童7名、先生2名、上野)
資料:関係の写真など
・立福寺の龍踊り関係ページ:(福重の郷土芸能紹介ページの立福寺の龍踊り(りふくじ の じゃおどり)

立福寺の龍踊り
 
 楽器の一つ:カネ(鉦)
『安政六年七月吉日 今留村龍福寺』
 立福寺の龍踊り

主な内容:立福寺の龍踊り馬様(ビデオと講話の概要)
 今回は、今年度二つ目のテーマである「立福寺の龍踊り」についてのビデオ鑑賞(かんしょう)と、講話(こうわ)をおこなった。

・ビデオ:(2018年10月14日開催の)「第100回記念 福重地区敬老会」に出演した時の「立福寺の龍踊り」のビデオを全員で見た。見たあとの感想(かんそう)として、「カッコウイイなあ」とか「この時に、自分(本人)を出ていた」などがあった。

・講話内容(概要)
 ・この龍踊り(じゃおどり)は、元は中国からきた。
 ・日本では1700年頃から長崎で、おどられるようになった。
 ・この踊りは「雨乞い(あまごい)のねがいから始まったといわれている。雨は米(コメ)、フルーツなどを育てるために大切な水を与えてくれる。

立福寺の龍踊りの歴史(れきし)
  (上から4番目写真の)カネ(鉦)には、『安政六年七月吉日 今留村龍福寺』(あんせい6年7月きちじつ いまどめむら りゅうふくじ)と彫ってある。これを現代語訳(げんだいご やく)すると、「安政(あんせい)6年=1859年7月吉日(きちじつ)、今留村龍福寺(郷)(いまどめむら りゅうふくじ)」ということである。

 つまり、今から162年前にできたカネ(鉦)である。だから踊りそのものは、もっとはやくから踊られていたと考えられる。

1)立福寺の龍踊りは、地名の由来(ゆらい)=元あった龍福寺(りゅうふくじ)の「龍(りゅう)」からと言われている。

2)上記のカネ(鉦)にある年号が、立福寺の龍踊り史料(しりょう)で、一ばん古いと言われている。

踊る人の役割や人数について
 ・玉持ち(たまもち)---1名
 ・右側(みぎがわ)は龍方(りゅうがた)<龍衆(りゅうしゅう)---8名=龍をあやつる人)>

楽器(がっき)について

下記6種類(しゅるい)がある。(人数はかわる
1. 長ラッパ(ながラッパ)---龍の鳴き声(なきごえ)を表す(あらわす)
2. 大太鼓(おおだいこ) ---雷(かみなり)の音(おと)を表す
3. 皺鼓・半鼓<かっこ・はんこ:通称(つうしょう)パラと呼ぶ(よぶ) ---雨音(あまおと)を表す
4. 大銅鑼(おおドラ) ---風(かぜ)の音を表す
5. 大中小の蓮葉鉦(バッツオ) ---風の音を強調(きょうちょう)する役目(やくめ)
6. 小鐘・小鉦<こがね・こしょう:通称(つうしょう)キャンと呼ぶ>------中国情緒(ちゅうごく じょうきょう)を表す音 などで構成(こうせい)されている。

<Q&A>
Q1:昔、漢字(かんじ)で「蛇踊り(じゃおどり)」と書いていたが、なぜ今は「龍踊り(じゃおどり)」と書くのか?
A1:江戸時代(えどじだい)から、ずっと昭和時代(しょうわじだい)の戦前(せんぜん)まで、ずっと漢字(かんじ)では「蛇踊り(じゃおどり)」と書いていたといわれている。しかし、この字では「へびおどり」と読む(よむ)人ばかりだった。ただしく読んでもらうため、「龍踊り(じゃおどり)」の漢字(かんじ)に、かわったようだ。

 立福寺の龍踊りは、先の通り、地名の由来(ゆらい)=元あった龍福寺(りゅうふくじ)の「龍(りゅう)」からと言われている。

次回の福重小・郷土史クラブは、9月14日14時35分〜
 この9月のクラブ活動では、「立福寺の龍踊り(りふくじ の じゃおどり)」の龍(りゅう)の実物見学(じつぶつ けんがく)も計画しています。

・関係ページのリンク先:
(大村の石碑シリーズの)福重小学校にある白馬様」  (史跡説明板シリーズの)白馬様」 (大村歳時記シリーズの)「白馬様の祀り」  「福重小学校の150周年の歴史(講話内容)」 「福重小学校の紹介、もくじ」 「福重小学校の歴史」 「福重小学校の開校の歴史」 



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