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福重の写真集 その361
2016年、長崎県立・大村市立一体型図書館(仮称)などの実施設計説明会(概要報告)

 上記は教育次長の挨拶中の写真(大村市コミュニティセンター・大会議室)

長崎県立・大村市立一体型図書館(仮称)などの実施設計説明会(概要紹介)
日 時:2016年11月12日
19時00分〜20時40分
参加数:主催者・説明者
12名市民(目測で)40名弱
場 所:大村市コミュニティセンター・大会議室
主 催:大村市教育委員会事務局教育総務課新図書館整備室


議題
1、開会 、 2、市関係者及び設計事業者紹介 、 3、主催者挨拶 、 4、実施設計の概要説明 、 5、質疑応答 、 6閉会

主な内容(概要のみ)
4、実施設計の概要説明について

 上記の説明資料は別途配布があり、さらにスクリーンでスライド上映もあった。なお、説明用写真は、下記の長崎県サイトにも同様のPDFファイルがあるので、参照願いたい。(右側4枚の模型写真は、その縮小版)

県立・大村市立一体型図書館(仮称)等の完成イメージ模型写真
 ・模型写真1(北西側からの施設外観)PDF
 模型写真2(駐車場から見た施設外観)PDF
 模型写真3(施設内部1)PDF
 模型写真4(施設内部2)PDF

5、質疑応答について
 約1時間半、延べ20回ほど市民から意見、要望が出された。大人数で多項目にわたる質疑応答を書くのは個人では難しいので、特徴的な意見、要望のみを順不同で次の「」内に列記している。なお、上野から出した意見・要望は、下段にまとめている。

 「幼児用などの畳の部屋はあるのか?」 、 「使用頻度に応じて考えないといけない。歴史資料や多目的スペースなどは1階ではなく、2階でも良いので再検討願う」 、 「吹き抜けデザイン先にありきの設計と感じる」 、 「階段は、ゆっくりした造りになっているのか」 、 「このエレベーターの数では団体客などに対応できないのでは」、

「エスカレーターが騒音上(設置が)難しいなどの回答は、技術的なことは何とかなるのではないか、再検討を」 、 「長崎県らしい図書館を考えて欲しい(一例、ステンドグラスなど)」 、 「全ての人に優しい図書館へして頂きたい。タクシー利用の場合、車寄せはあるのか?」 、 「図書館前にバス路線ができるようにして頂きたい」 、 「移動図書館の増車も願う」 、 「今日の資料や説明では全体的に不安を感じる。再検討を願う」 など沢山あった。

 上記の質問、意見、要望に対して、市関係者及び設計事業者から丁寧に項目ごとの答えもあったが、納得しがたい内容も当然あった。それらの内容紹介は、今回省略している。

<上野からの意見、要望>
 主催者の皆様、日夜、市民のためのご奮闘お疲れ様。私も市立史料館・図書館を良く利用している者として改めて感謝したい。本題に入る前に、次のことを申し上げたい。それは、県と市の一体型新図書館と名称はなっているが、実際の事業説明会は” 一体型”になっていない。

 私は、この種の説明会などに何回となく参加してきたが、長崎県や県立図書館の方々の顔が見えないのは、たとえ大村市民への説明会と分かってはいても毎回では、おかしいのではないか。全部(事業や説明会などは)、大村市にさせて、まるで長崎県や県立図書館は、”お客様”のようになっているのではないか。県や県立図書館へも、このことは伝えて欲しい。

(1)私は、「あの建設場所に県立図書館などを作ること自体が間違い場所で変更すべきだ」と、今なお言い続けたい。なぜなら昭和32年の大村大水害で、あの場所は1メートル近く水害に遭った所だ。それ以降、水害がなかったのは700数十ミリという大雨が降らなかっただけだ。また同じように降ったら水害発生する可能性がある。天災は忘れた頃に、やってくる。

 内田川と大上戸川に挟まれた地域は、今でも地面下2m20cmか2m50cm掘れば、ため池みたいに水が出てくる。そのことを分からずに設計したならば、また大きな追加予算も必要となろう。いくら一市民が要望しても建設場所の変更は、行政は考えもしないだろうから、せめて水害対策として、次のことを最低限やって欲しい。

 ・長崎県や大村市の宝みたいなもの(展示物や蔵書類)は、1階に置かず、2階以上においてもらいたい。
 ・変電設備(重電設備)は水没しない2階以上、屋上でもいいから高い所に設置すべきだ。電気さえあれば、たとえ水害に遭っても復旧は早くできるだろう。
 ・1階の電気、スイッチ、コンセント、LANケーブルなども高い位置にすべきだ。

(2)新図書館建設と合わせて、一気にデジタル化、インターネット化、オーディオ化、エンターテイメント化なども図るべきだ。このようなソフト面とハード面は、表裏一体の関係があり、後から考えるでは遅すぎる。同時進行で行うことが必要だ。

(3)愛称の検討を。今の仮称ながら「長崎県立・大村市立一体型図書館」などは長過ぎるし覚えにくい。親しまれる図書館にするためにも短い愛称なども考えて欲しい。

 以上のこと(毎回のように訴えている事柄ばかりだが)を今回も要望した。それに対して、一項目づつ丁寧な答えもあった。ただし、根本や基本が変わっていないのだから、他の参加者と同じように今のままのプランでは不安も感じた。
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(補足)

 説明会終了後、大会議室の外で市民参加者の感想も聞きました。すると、「具体的な設計を聞いて、やはり使い勝手の悪い図書館と言うのが良く分かった」、「以前から要望していたことが解決されていない」、「県立図書館と言う名が先に出てくるのに県や県立図書館の人達の動きや説明が全く分からない。全部、大村市役所任せなのか」などの意見もありました。



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