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福重の写真集 その370

2016年、立福寺町、六社権現の改築祝いと馬頭観音祭(概要報告)

立福寺町、六社権現の改築祝いと馬頭観音祭 (龍の奉納。六社権現の境内にて)

改築なった六社権現で、世話役の準備作業中
龍の境内入り
子ども相撲

子ども相撲(中央部)と、声援中の町民の方々

名称:立福寺町、六社権現の改築祝いと馬頭観音祭
日時:2016年12月18日14:30〜15:40 
場所:立福寺町、
六社権現の境内
参加者:目測で約100名
主内容:立福寺の龍踊の奉納、拝礼、子ども相撲、食事、餅まきなど

内容(概要)立福寺町には、六社権現があります。この堂が古くなり改築の必要性がありました。5年ほど前から町内で浄財を集めたり、立福寺町出身者含めて寄付の要請などに取り組んでおられました。そのような改築基金に目処がついたこともあり、今夏(2016年)8月25日に建物の解体工事をおこない、その後、改築が進みました。

 そして、堂の建設は進み、建物自体の完成や11月29日には魂入れもしておられました。今回12月18日(上記通りの日時で)、六社権現の改築祝いと馬頭観音祭(立福寺町の秋祭り)が、盛大に開催されました。主な内容は、上記の項目通りですが、今回の世話役の方々は、朝から餅まき用のモチや食事の準備作業などをされていました。

 さらに、例えば堂内、子ども相撲用の土俵造り、龍などの準備作業もされていました。14時30分過ぎから最初、立福寺の龍踊の龍を奉納するために、境内と堂を一周し、龍頭部分を堂内へ入れ拝礼されていました。

 15時からは、毎年恒例の子ども相撲大会が始まりました。今年は、いつになく大勢の観客があったためか相撲する子どもたちが、直ぐに出なかった感じでしたが、それでも段々と男の子、女の子、幼児同志などの組み合わせで、何番もの取り組みがおこなわれました。また、町内の方々からも拍手や「ガンバレー」など声援が続いていました。

 参加した子どもたちへは、勝った側にも負けた側へも、餅が配られ子どもたちもニコニコ顔でした。その後、子どもたちや大人へも食事が配られ、しばし、堂の完成話や町内のことなどで会話が進みました。

 15時35分、世話役の餅まき準備も整いました。ここで代表の方から改築の経過、お礼、さらには「今日は例年より餅は沢山準備している。盛大にまくので拾って欲しい」などの挨拶がありました。

 その後、世話役5名の方々から、何箱も準備された餅を力いっぱい参加者へ、まかれていきました。参加者からは、「こっちに投げて!」、「後ろの方もよ!」、「下の方にも、おるけんね!」など盛んに声が掛かっていました。終わった後、子どもたちの中には、「お金を拾ったよ」、「大きな餅が前にきた」などと、私へも話しかけてくれました。

 さらに、ありがたいことに知り合い2名の方から、私がカメラマンしている関係上、モチを拾えないので、わざわざレジ袋ごと届けて下さる方もいました。このように盛大な餅まきも終了して、帰りには袋に餅をたくさん持って、皆さん満足そうな顔で帰宅されていました。

(上野の感想)

 今回の六社権現の改築祝いと馬頭観音祭の主な内容は、上記に書いた通りです。私は改めて思うのですが、現在、一般には、「町内や地域の付き合いが希薄になった」みたいにも言われています。

 しかし、この立福寺町は、毎年恒例の馬頭観音祭(秋祭り)などで、通常は見れないような人数の多さ、あるいはニコニコ顔の姿を見て、お互いに自然に話し合うことができます。一見なんでもないようなことですが、これらは本当に大切な人の(きずな)や、家族的な付き合いの強さを感じています。

 この町には、郷土芸能の立福寺の龍踊があります。私は、このような郷土芸能の第一条件は、町内のまとまりが良くないとできないことと思っています。そのような町内の団結力の強さが、六社権現の改築資金の浄財集めや、盛大な落成祝いにつながったと思いました。

  六社権現の改築祝いと馬頭観音祭を主催された世話役の皆様、参加された全員の皆様、お疲れ様でした。いい光景を沢山見させて頂き、改めて感謝申し上げます。

餅まき開始(左側は世話役の方々)
盛大な餅まき(左側では餅が飛んでいる)

関係ページ:立福寺の馬頭観音  、 六社権現 


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