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冊子:『山田の滝周辺にある題目淵の碑文』(概要紹介)

冊子:『山田の滝周辺にある題目淵の碑文』(概要紹介)

<箇条書き風の冊子簡単内容紹介>
・この碑文は、大村市上諏訪町、山田の滝の下流にある。
・自然の岩壁に達筆で美しい文字が彫ってある。
・元禄時代(1700年)に制作されたものである。
・今まで誰も全文を確認できずにいた。今回全て視認し解読ができた。そして、分かりやすい現代語訳も完成した。

<この冊子の特徴>
・A4判、25ページである。
・ 本文ページは制作者手作りで、表紙、口絵や製本は印刷会社がおこなった。
・全ページ、カラーであるが、特に、表紙、 口絵の写真(CG画像含む)が綺麗で見やすい。 (購入された方からも「この口絵ページの写真は、綺麗で見やすいですね」との評価の声も寄せられた)

(発行日、販売店など)

・2011年1月30日発行
・『本のホンダ』さんで発売中
・大村駅前アーケード内 (東本町424) TEL: 0957-53-2180
・価格:800円

<簡単Q&A>

Q1:この碑文のある場所、大きさなどは?
A1:大村市上諏訪町、(大上戸川の上流域)山田の滝の下流約70mに題目淵と言う川の淵の岩壁に達筆で綺麗な文字で彫ってある。碑文部分のみの高さは約145cm、横幅約90cmに大文字から小文字まで9行の文字と花押(現代ならサインみたいなもの)がある。

Q2:碑文を見ての第一印象は?
A2:「こんな自然の岩壁に、よくもまあ達筆で、しかも美しい文字で彫ってあるなあ」、「現代技術では、なかなか出来ないのではないかなあ」と思った。

Q3:碑文が制作された年代は? 主な内容は?
A3:(江戸時代の)元禄13(西暦1700)年である。 民衆の幸福と領主大村家の繁栄を祈念している。(詳細は冊子の全文解読文をご覧下さい)

Q4:碑文は宗教上のことか?
A4:宗教上のことに間違いないが、もう制作されて300年以上も経過しているので、できれば歴史上の史跡として多くの方に直接見て頂ければと願っている。

Q5:この碑文について、地元からの情報は?
A5:「子どもの頃、この淵で泳いでいて、その時に見た」と数名の方から情報提供があったので、地元では存在含めて知られた碑文だったと思う。また、山田の滝周辺は、1957(昭和32)年の大村大水害までは江戸時代含めて大村有数の観光地だったので、その滝の見学時に見られた方も多かったのではないか。

Q6:なぜ、碑文(全文)が、今まで解読できなかったのか?
A6:この題目淵の碑文前に横たわる、まるで細長い池みたいな川の淵があったので、通常では碑文に近寄れず、仮に対岸から精密写真を撮っても岩苔や汚れのため確認や解読ができなかったためと思われる。私達は、重いゴムボート、脚立、撮影機材一式を運び、さらに岩壁の苔や汚れをクリーニングして、やっと全文の文字撮影(その後のCG作業含めて)が、できたので全文解読が進んだ。

Q7:他に、この周辺の特徴点は?
A7:山田の滝周辺には、(仮称)「山田の人面石」を始め、巨石奇岩も多く、小さな滝もいくつもあり、渓谷美が素晴らしく深山幽谷の雰囲気がある。

Q8:冊子作成時に思ったことは?
A8:大村市周辺部にある史跡は色々な意味で興味深く、これをきっかけに周辺部の石仏や史跡が、観光資源としての再評価につながればなあと思った。そして、多くの方による史跡ウォーキングを始め観光や地域起こしなっていけば、より一層いいなあと思った。

Q9:上野作成の関係ホームページなどは?
A9: ・大村の滝シリーズの『山田の滝』  、 ・動画サイト、ユーチューブ『山田の滝』  など。

(掲載日:2010年2月4日)

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