最新情報 行事 福重紹介 仏の里 福小 あゆみ 名所旧跡 写真集 各町から 伝統芸能 産業 リンク

冊子:福重のあゆみ(通称:大人版・中学生)の紹介
<注:通称名は”小学生版”と区別するためのもで正式名称ではない>
冊子執筆者:増元義雄氏
(冊子を中心に講演中)

冊子:「福重のあゆみ」(通称:大人版・中学生版)の紹介(概要紹介)
<冊子の簡単紹介>
 冊子:福重のあゆみは、その名の通り、長崎県大村市福重地区(旧・福重村)の通史(全時代にわたっての歴史紹介文書)です。どの冊子とも元原稿の執筆は、増元義雄氏(故人)です。福重のあゆみには名称は似ていますが、内容の違うものが、2015年10月現在までに既に4種類あります。サイズは、全てA4サイズです。

 大別すると、先に発刊された福重のあゆみ(2003年3月1日発行)を始め、福重のあゆみ・修正(2004年3月1日発行)があり、この2種類が、福重のあゆみ<小学生版>と区別するために通称で大人版・中学生版と言われています。なお、この通称名は、正式な冊子名でないことは当然ですので、あらかじめご注意願います。

 また、福重のあゆみ<小学生版>は、2015年10月現在で(2004年3月1日発行)と、第2版(2010年3月発行)と2種類あります。通称の”大人版・中学生版”2冊よりも、こちらの「小学生版」の方が、福重小学校の教職員や生徒さん中心ではありますが、発行冊数及び活用度合いは高いと思われます。(小学生版の概要紹介ページは、ここからご覧下さい)

 現在、通称で”大人版・中学生版”の「福重のあゆみ」の方で多く見られているのが、初版より1年後に発行された福重のあゆみ・修正版の方です。このページでは、通称で大人版・中学生”の2種類を下段のように分けて、紹介していきたいと考えています。

 内容そのものは、漢字が少なく文字が大きい(=小学生版)差はありますが、どの冊子とも大きな違いはありません。今後も小学生版を中心に版が重ねられていく傾向があります。そのため、最初の発行状況を若干知っている者として、少しでも各冊子の発行実績や内容の違いなども含めて、今の内にまとめていくことにしました。ただし、冊子内容そのものの紹介ページではないので、その点はあらかじめご了承願います。

 下記に、福重のあゆみ(大人版・中学生版)冊子の表紙画像と、各冊子の違いを極簡単に書いています。当然、執筆者は同しながら、発行年月日や発行冊数には違いがありますので、その点も書き加えています。なお、このページとは別に、福重のあゆみ<小学生版>紹介ページを掲載しています。

「福重のあゆみ」が作成された当時の状況と目的など
 2003年頃、大村市では『新しい地域再発見事業』がありました。これは、市内各地から地域再発見事業にふさわしい計画を市に提出して(応募して)認められれば、市から補助金がでるやり方でした。2003年度には、市内5つの事業の内、福重地区は「福重のあゆみ」関係と立福寺の龍踊り復活の2つ事業が認められていました。

 しかも、これらの事業は、その年だけに終わるのではなく後年も継続して取り組むことがいわれていました。その結果、立福寺の龍踊りは例えば福重地区の敬老会、夏祭り、あるいは大村の秋祭りなどにも出演が続いています。

 「福重のあゆみ」関係の事業も、初版だけでなく、修正版、小学生版と発行され、同時進行で福重郷土史講座(もくじページ)、また、その後の福重郷土史同好会(もくじページ)の活動に結びついています。さらには、近年では地域起こし団体の事業に協力共同する形で、例えば石仏の移設作業、史跡説明板設置事業、さらには史跡保存活動なども続いています。

 先に述べました2003年度の状況を少し補足しますと、「福重のあゆみ」の元原稿執筆者の増元義雄氏は、当時、福重地区長会会長会の役員もしておられた。そのため、原稿の執筆、さらには福重郷土史講座の講師その他も引き受けられていました。そのような中で、今回紹介しています「福重のあゆみ」の各冊子は発行されたのでした。

 また、この目的について、増元講師は、次の< >内のことを講演されておられたので、紹介いたします。  よく「大村は歴史のある町」といわれていますが、その大村の中でも福重は「最も古い歴史を持つ地域」であり、「大村の中心として栄えた土地」なのです。しかし「歴史がある」だけではいけません。郷土の歴史を知り、歴史に学び、後の世代にも伝えていくことが必要であり、それが先人の築いた歴史の恩恵に浴している私達の努めでもあるのです。 

 上記のことを、さらに簡単にまとめますと、「歴史を現代に生かすことが大事だ」と、述べておられると私は解釈していました。その地元の歴史・郷土史を知るために、この「福重のあゆみ」の各冊子はあると言うことです。

1)福重のあゆみ(2003年3月1日発行)の概略紹介
 最初に紹介する「福重のあゆみ」の奥付けを見ますと、「発行日 平成15年3月1日」(2003年3月1日発行」)となっています。ただし、表紙などには、「平成15年2月」との表記もあります。この月の違いは、表紙も奥付けも当初は「2月発行」予定だったのが、結局3月に遅れて発行されたからだと推測されます。

(初版の)表紙(A4サイズ)
(初版の)裏表紙(A4サイズ)

 表紙の画像(この項目の左側画像参照)は、大村藩領絵図の今富郷(町)や郡川を中心とした所(つまり福重村全体に近い絵図)を用いてつくられています。なお、上側の薄い紺色に見えるのは大村湾で、中央部より下部は当時の「松原村」となります。

 また、裏表紙(この項目の右側画像参照)は、上段に古写真があり、下段が2003年3月頃のカラー写真です。先の古写真は、「銃後の郷土」写真集の「學校附近ヨリ見タル八巻山郡岳ノ遠望」(学校付近より見たる八巻山 郡岳の遠望)に掲載されている写真です。

 下段は、2003年3月頃のほぼ同じ場所から撮影されたカラー写真です。両写真を対比して見れば、1941年当時も2003年も郡岳などの山並みは大きくは変わっていません。しかし、手前側の田畑や中央部に写る丘陵地帯の住宅などは、かなり変化しています。冊子発行当時の年数で60年間の経過も感じる上下写真です。さらに、2015年10月現在では、特に、両写真の右側(東側)は住宅地となり、撮影地点周囲も民家が何戸か建っています。

 あと、この初版の冊子は、各町内へ購入希望者を募り、その注文数プラスアルファの部数が印刷されたものです。発行部数の正確な数字は調べていませんが、推測として500部以上だったと思われます。また、この冊子は、先の項目でも紹介しています通り、その翌年に発行された修正版や小学生版「福重のあゆみ」の原本となったものです。

 そして、この冊子は、2003年11月10日・第1回目の講座としてスタートした福重郷土史講座で毎回用いられたテキストでもありました。あと、大村市立図書館などにも寄贈されたので、大村市関係の図書室などでも閲覧可能です。

(修正版の)表紙(A4サイズ)

2)福重のあゆみ・修正版(2004年3月1日発行)の概略紹介
  この項目で紹介しています福重のあゆみ・修正版(2004年3月1日発行)の主な発行目的は、「まえがき」に書いてあります。それは、次の<>内の通りです。<今年は「福重のあゆみ」小学生版の発行とともに、中学生の皆さんに読んでいただくよう「福重のあゆみ」を多少、手直しした本書「福重のあゆみ 修正版」を発行することになりました。>

 この書き方からしても、福重のあゆみ・修正版の元々の目的は、中学生用だったのです。それが何故、後で「大人版」とも言われるようになったかと言いますと、それは初版より後年になって作成からと言う理由以外に、修正された部分(加筆・補足項目含めて)があるのと、現行も活用されているからとも思えます。つまり、現在、この冊子は中学生よりも大人の方に読まれているからです。発行部数の正確な数字は調べていませんが、推測として500部位だったと思われます。

 また、修正版と言う以上、どこが主に修正された箇所かと言う点です。それについて、「・・・部分を手直しした」という注釈は、どこにも書いてないようです。ページ数対比で、初版の方が67ページ、修正版の方が53ページとなっています。初版にあった「統計」や「福重選出市議会議員」など一部が削除されているようです。

 逆に初版に載っていなかった例えば「福重小学校・重井田分教場の写真」、「白馬さま(福重小学校にある教職員と児童の守り神様)」、「浜田彪さん(野田郷出身で大村の偉人でもあり育英資金に多額の寄付をされた人の功績が記述あり)」などが、追加されています。

 先に紹介しました通り、初版の冊子よりも、修正版の名称通り、修正や追加もされ、中には省略されている項目もありますので、個人的な感想ながら、こちらの冊子の方が読みやすいかなあとも思えます。

 あと、修正版の表紙画像(この項目の右側画像参照)は、弥勒寺町にあるシュシュ周辺から長崎自動車(高速道路)方向へ登った見晴らしの良い場所から撮られたものです。この写真には、手前側の田畑、奥側にに大村湾に浮かぶ長崎空港、さらに奥に西彼杵半島などが写っています。この撮影場所近くの弥勒寺町、草場町近くの高速道路周辺からの眺めは、いずれも市内で指折りの撮影スポットです。福重ガイドマップにも、お勧めカメラ撮影地点(地図上にあるカメラマーク参照)として紹介されています。

補足

  (この原稿は準備中。しばらく、お待ちください)

(初回掲載日:2015年10月1日、第2次掲載日:10月2日、第3次掲載日:10月4日、第4次掲載日:10月5日、第5次掲載日:10月 日)
大村の歴史個別ページ目次ページに戻る

最新情報 行事 福重紹介 仏の里 福小 あゆみ 名所旧跡 写真集 各町から 伝統芸能 産業 リンク