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2022年、福重小学校・平和集会(概要報告)

(写真1) 平和集会 (教壇の上)
(写真2) 長崎原爆(ながさきげんばく)の投下時間に合わせて全教室で黙祷中(もくとうちゅう)

(写真3) 理科室にて、左奥側:教壇の先生より戦争のお話中(先生の前はタブレット端末、中央部奥側は液晶モニター)

(写真4) プログラム
(写真5) 奥の教壇は進行役の2名
(写真6) 奥の教壇は児童代表の「はじめの言葉
 
(写真7) 校長先生のお話
(写真8) スライドの一例「浦上天主堂の前と後」 
(写真9) 同上:被爆した屋根瓦(赤く変色し一部が溶けている) 
(写真10) 中央部の教壇:感想発表 
(写真11) 中央部の教壇:感想発表 
(写真12) 中央部の教壇:平和の誓い 

2022年、福重小学校・平和集会(概要報告)
 
注1:長崎原爆(ながさき げんばく)のこの日は、夏休みの登校日でもあったので、下記の時間帯や場所以外でも、例えば平和を考える授業とか大掃除、花壇の草取りなどもおこなわれていた。(写真16、17参照)
 注2:掲載写真は順不同。写真整理番号には何の意味もない。
日時:2022年8月9日 10:30〜11:30
参加:(目測で)約300名(先生、児童、関係者など)<2022年4月で児童数359名
場所:福重小学校 理科室と全教室を結んだリモート式

<平和集会プログラム><詳細に書くことは難しいので下記は、概要のみである。 注:右側の(写真4)は、掲示してあったプログラムである>
 (1)はじめの言葉
 (2)校長先生のお話
 (3)戦争のお話
 (4)感想発表(2・4・6年生)

 (5)黙とう(もくとう)
 (6)平和の誓い(ちかい)
 (7)折り鶴紹介
 (8)歌「おりづる

 (9)
おわりの言葉

概要
(1)始めの言葉
 今日は、平和の尊さを考えましょう。平和集会を、今から始めます。

(2)校長先生のお話
 全校の皆さん、おはようございます。今日8月9日は、77年前、長崎に原子爆弾(げんしばくだん)が投下された日です。この爆弾によって非常に多くの人が一瞬(いっしゅん)にして命を落としました。また、生き残ったとしても、その時受けた体や心の傷のために、随分(ずいぶん)長い時間苦しんでいる人たちがいます。なぜ、こんなにひどい仕打ちを同じ人間同士でありながらする必要があるのでしょう。

 今、世界の中では当時と同じように争っている国があります。新聞やニュースで、どのような言い訳をしながら国と国が争っているのか子供である皆さんでも知っている人は多いと思います。「相手が悪いから」「担手が〜先にしたから」「相手が嘘を言っている」・・・聞こえてくるのは、このような言葉です。何か私たちの身の回りで聞こえてくる、けんかの言い訳のようですね。私たちは、毎年今日のような限られた日だけ原爆の悲惨(ひさん)さ、戦争のおろかさ、命の尊さについて考えていないでしょうか。このままでは、きっといつか、また人間は過ち(あやまち)を犯(おか)します。

 皆さんの大切な人たちが犠牲(ぎせい)になるかもしれません。必要なことは、だから自分はどう生きるのかを真剣(しんけん)に考え実行することです。言い訳をすることより、「相手の気持ちを考え」「自分がしたことに問題点を求め」「みんなの体や心を守る」ことに重きを置いて生活をしていけば、いつか争いはなくなっていくことでしょう。

 まずは、皆さんのまわりから争いがなくなるように自分と違う人のことを認め、受け入れられる人になってください。そして、今日の話を、今日だけの話にしてしまわないようにして日々を過ごし、ますます素敵な福重小学校にしていきましょう。

 この後、担当の先生や担任の先生からもお話があります、よく聞いて家でも話題にしてください。そして、家族とも今日のことについて話し合い考える時間を持って欲しいと思います。

(3)戦争のお話
 (写真3、8、9参照) スライド式で大型液晶モニターに長崎原爆やウクライナ戦争などのたくさんの写真を映し出しながらの話でした。それらは、多過ぎて全部の紹介は、当然難しいです。

 しかし、長崎市内各所や各小学校などで、例えば「戦争の前(平和な時)」と「戦争後(一面の焼け野原)」の写真を映し、同じ場所、同じ建物などが、どう大きく変わったのかの対比は、分かりやすいものでした。

 また、原爆によって体全体が火傷(やけど)になった状態、高温によって屋根瓦(やねがわら)でさえ赤く変色し一部溶けた写真なども映し出されていました。話全体の主旨(しゅし)は、いったん戦争や原爆になれば、たくさんの犠牲者がでる、だからこそ平和の努力を続けていこうとの内容でした。

(4)感想発表(2・4・6年生)
 (写真10、11参照)  この日の前に、例えば教科書や電子紙芝居(でんしみしばい)やなどにより、長崎原爆を学んだことの感想作文)発表が、各学年代表者よりありました。その内容は、具体例(ぐたいれい)をあげながら中身が濃くて、しかも多いので、上野の力量では、とても書ききれず省略します。ただし、覚えている範囲内(はんいない)で、少しだけ下記に書いておきます。

 (戦争や原爆になれば)「たくさんの人が亡くなってしまう。たとえ生き残ったとしても、お父さん お母さんや家族がいなければ、私一人では生きていけない」「平和の大切さを知った」

 注:念のため、スライドやタブレット端末の操作(そうさ)などの関係上、この日の実際の進行は、長崎原爆投下時間に合わせて黙祷(もくとう)が途中であり、その後も感想発表は、続きました。

(5)黙とう)
  (写真2参照)  長崎原爆落下時間:11時2分に合わせて、出席者全員(全教室)で黙祷(もくとう)されました。

(6)平和の誓い祷(ちかい)
 
 (写真12)を参照願います

(7)折り鶴紹介
 (写真13)を参照願います

(8)歌「おりずる」
 音楽やスライドにあわせて、参加者全員で歌唱されました。(写真14)を参照願います。

(9)終わりの言葉
  (写真15)を参照願います。
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<上野の感想>
 私は、福重小学校の平和集会といえば、近年だけでも「2018年の平和集会(概要報告)」「2019年の平和集会(概要報告)(いずれも場所は体育館にて開催)と参加してきました。その後、新型コロナの関係や、今年(2022年)はウクライナ戦争などあり、つい数年前と全く違う情勢(じょうせい)もあります。また、やり方も体育館で全員同じ場所ではなく、リモート式などの違いもあります。

 しかし、児童一人ひとりが、自ら学び、自らの感想を持ち、自らの言葉で発表する内容は、いつも訴える力があるなあと感心しています。将来ある子ども達に、先の大戦や今のウクライナ戦争のように不安を与えたり、ましては犠牲(ぎせい)なるのは、あってはならぬことです。

 今回も子ども達の発表内容などを聞いて、改めて「生きとし生きるもの、戦争の犠牲になってはならない。平和が一番だ」との感想を持ちました。平和集会に参加された皆様、お疲れ様でした。

(写真13) 折り鶴 (写真14) 左端側のモニターを見ながら「折鶴」を歌唱中
 (写真15) 児童代表:終わりの言葉
(写真16) 各教室でも原爆や平和について討論中(とうろんちゅう)
(写真17) 平和集会前には花壇(かだん)の草取りもおこなっていた

・関係ページ:「2015年、福重小学校・平和集会(概要報告)」 、 「2016年、福重小学校・平和集会(概要報告)」 、 「2017年、福重小学校・平和集会(概要報告)」 、 「2018年、福重小学校・平和集会(概要報告)」 、「2019年、福重小学校・平和集会(概要報告)



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