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福重の写真集 その432

2018年 創成館高等学校校長・奥田修史氏の講演:「自信と安心が子どもを伸ばす」(概要報告)
 (写真1) 講演会(質疑応答中)の会場

創成館高等学校校長・奥田修史氏の講演:「自信と安心が子どもを伸ばす」
日時:2018年9月7日19時00分〜20時40分  場所:長崎インターナショナルホテル  主催:(社)大村青年会議所   参加:全体で194名
(一般参加者154名、大村青年会議所40名)
講演会の趣旨(案内チラシより)
 創成館高等学校の奥田校長を講師にお迎えし、親が子どもに対して接する際に持つべき考え方や、実際にどのように接することでよりよい成長を促すことができるのかについてお話していただきます。世界的ベストセラー『7つの習慣』を元に、親の果たすべき役割や、家庭でどのように子どもたちに接することで子どもたちを変えていくことができるかについて教えていただきます。

(写真2) 奥田氏の講演中
 (写真3) コーディネーターの松本氏
 
 (写真4)  謝辞(大村青年会議所・副理事長)

式次第:
1、開会
2、趣旨説明
3、講演
  講師 学校法人 奥田学園 理事長 創成館高等学校 校長 奥田修史 様
4、質疑応答
  コーディネーター 長崎県議会議員 長崎県議会 文教厚生員 松本 洋介 様
5、アンケート
6、謝辞
7、閉会宣言

講演の主な内容:
 注:講演はスライド映写、ビデオなども含めて大変分かりやすい内容でした。しかし、上野は、それらをまとめる能力が最初からないので、下記は講演内容で印象に残った言葉のメモ書きである点(順不同)は、あしからず、ご了承願います。また、下記は、質疑応答時の内容も含めています>

 「創成館高校は、現在『8年連続募集定員オーバー』だが、かつては生徒が足りず、学校経営も困難で先生の給料カットなどもあった」、「学力も偏差値が付かないほどだったが、今では九州大学へ入学できる生徒もいる」、「大人が明るくならないと、子どもも明るくならないと思う」、

「有名な『七つの習慣』の中で今日は一つだけ述べる。それは『自分が選択する(主体性を発揮する)ことの大切さ』であろう」、「私たちの周りには、様々な先入観念があるので自ら考えていかないと、その対応を間違う場合もある。そのためには1回スペース(空間、時間)をあけてから見て考える必要があろう」、

「色々な生徒もいるが、まず本当に詳しく知らない限り、教師は対応できないと思う」、「親も子どもの個性、良いところを見つめて(悲観や否定的に見るのではなく)肯定的に考えていけば、その子にも良い影響を与え伸びていくと思う」、「例えば『飽きっぽい---好奇心がある』 『のんき---おおらかな性格』 『心配性---慎重である』 『わがまま---個性がある』と肯定的に考えると、良い対応策も出てくるのではないだろか」

「私が教師に言うのは、『子どもたちの評価は学校内だけではない、家庭・地域での変化や評価含めて見るべきだ』と。特に、地域の方々が、その変化を見て下さっているし、広く学んで成長していけば良いのではないか。あいさつ出来るようになっただけでも社会人になった時、大きなプラスになろう」、

「生徒のプライドにも注目すべきだ。子どもにも尊厳があり、そこを大切にしながらやっていけば、こちらに振り向いてくれるし、話しも互いにできていく」、「私たちが頻繁に使う言葉として『ありがとう』『助かった』がある」、「この言葉は実際、生徒が地域での行事で『創成館はいい学校だから入学してね』みたいな言葉につながって、それも含めて募集定員オーバーになっている。本当に助かってもいる」

 なお、最後の方で、創成館高校の毎週月曜日におこなわれている「本気のジャンケン」を聴講者全員でおこない、その意義と意味合いを体で実感しました。

<上野の感想>
 私は、この講演を聴講して、まず、「生徒の個性を引き出し、それを伸ばしていく」教育ではないかなあと思いました。そして、これは、全く同種同内容ではないでしょうが、”ヨーロッパ型(フィンランドで有名な)教育”方法に似ているなあとも思いました。

 しばらくすれば70歳にもなろうかという年齢でも物事が分からず、勉強嫌いの性格も子供の頃から直らずですから、今回の講演は耳に痛い内容もありました。改めて、インドのガンジー先生のおっしゃった「永遠に生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きろ」の言葉を思い出した講演内容でもありました。

 最後になりましたが、主催者の大村青年会議所はじめ聴講者全員の皆様、大変お疲れ様でした。
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上野作成の関係ページ:永遠に生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きろ」 、 「金太郎飴(あめ)教育の破綻(はたん)」 、 「他人より優れた者でなく、過去の自身より優れた者が気高い」 、 「ノボセモンを大事にする」 、 「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」  、 「知恵の光を見るには、まず自分を空にするのだ



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